大人になったら忘れられちゃうくらいがいい

風の便りで、大人になったあの子が、ぼくの話をしていたって聞いた

いっしょに務めた年配の「せんせい」が、今、あの子と同じ職場で働いている

自分の親くらいの先輩の「せんせい」から手紙があった

あの子が、ぼくのことを話していたって


大人になったら、忘れるくらいがいいな

「せんせい」は忘れられちゃうくらいがいい

でも、覚えてくれてると、ちょっとうれしい

ぼくは まだまだ…だな






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