つかもうとすれば にげていく

まとめようとすれば ちらばっていく


こどもたちは 風のよう

きまったかたちに おさまらない


おとなは ときどき こわくなる

うまくいかないと おもってしまう


だから ぎゅっとにぎってしまう

声を大きくしてしまう

きまりをふやしてしまう


でもね

ほんとうは そのままでよかったんだ


ただ そばにいる

ただ みまもる

ただ まつ


ふとしたときに 

こどもが 自分で ふみだすときがある

それが いちばん つよいちから


コントロールしないという ゆうき

ゆだねるという しんらい

そこに ほんとうの まなびが うまれる




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